ライター 阿部真麩美
4月1日はエイプリルフール。
猫の日やイグノーベル賞などとともに、毎年検索する季節の話題の一つです。
様々な企業が洒落たジョークを発信するので、笑ったりセンスの良さに脱帽したりと楽しませてもらっています。
今年は、マクドナルドの「マックの内弁当」にひざを打ちました。
普段ランチで販売しているハンバーガーやマックフライポテト、チキンナゲットなどを幕の内弁当風に詰めたもので、この手があったか!と感心しきり。
評判も良いようで、22万「いいね」をもらったり、実際に販売してほしいと言った声が寄せられているそうです。
企業のエイプリルフールネタに注目するようになったきっかけは、2001年に東京新聞が掲載した「双子の長寿姉妹『きんさんぎんさん』は、実は三つ子だった」というニュースです。
当時、『きんさんぎんさん』は100歳越えの双子として、テレビCMや雑誌などにも登場、インタビューでも粋な会話で人々を感心させる人気の姉妹。
それが実は双子ではなく三つ子で、3人目の『どうさん』はブラジルに移住していた、という話が明かされていました。
三つ子で金銀銅なんていかにもありそうだし、年齢的にブラジル移住も不思議ではないしで、すっかり信じ込んでしまった私。
エイプリルフールのジョークとわかってからは、まるっと騙された爽快感で、友人に話しまくりましたっけ。
こうした楽しい嘘に出会えるので、4月1日は待ち遠しい日の一つなのです。
もちろん、「嘘つきは泥棒の始まり」ということわざの通り、嘘は本来は悪いこと。
そして、なぜだか猫は裏に嘘が潜んでいそうなことわざによく登場するんですよね。
猫ばばする、猫を被る、猫なで声など、まるで猫が隠したりしらばっくれたりごまかしたりするのが得意かのような描写だし、泥棒猫なんて言葉まである始末。
猫好きにとってなんとも腹立たしいのですが、当事者の猫さんたちはこんな言われようをどう思っているのでしょう。
その辺りを解明したいと思っている方に、朗報です。
語学教育で世界平和に貢献するECCが、新たに猫語コースを開講しました。
ネコチャンと通じ合える!ねこ語コース開講![ECC外語学院]
選りすぐりのネイティブ講師とバイリンガル講師がタッグを組み、学ぶ人の目的にあった指導をしてくれますし、グループレッスンやマンツーニャンレッスンなども選べます。
ECC独自のメソッドで、語学力だけでなく猫とのコミュニケーション力も身につくとのことなので、猫に嫌われがちな方でも安心。
楽しく学ぶためのサポート体制も充実していて、真面目に学べば日常会話くらいならすぐに覚えられそうな気がしてきませんか。
どうせ今年のエイプリルフールのネタでしょ?と思った方、残念ながら違います。
実はこれ、今年じゃなくて去年の4月1日に発信されたネタなんです。
去年は事情により別の内容でこのコラムを書いたため、今年の4月を待っていただけ。
それにしても、ここまで丁寧に作り込まれていると、嘘だとわかっていても何度も「お申し込みはこちら」をクリックしてしまいますよね。
開いたウィンドウを見ると、猫さんが何かを頑張っている様子なので、SNSをしている方はぜひシェアをして「猫語コース」を実現させましょう。
気になる授業料は「またたび・ダンボール・ねこじゃらし・トリミングブラシ」ということなので、私たちはカリカリーナでお支払いしようじゃありませんか。