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七味五悦三会で振り返ると、 ニャンだか今年が良い年だった気がしてくるニャ!

ライター 阿部真麩美

 

数年前にボランティアスクールで親しくなった方に、「年末には七味五悦三会(しちみごえつさんえ)で振り返ると良いよ」と教わりました。
これは、その年に初めて食べた美味しいもの七つ(七味)、楽しかったこと五つ(五悦)、初めて会って嬉しかった三人(三会)を話し合い、それらが全てあったら良い年だったねと喜びあって大晦日を過ごした、江戸時代の風習だそうです。
この言葉を聞いて以来、なんとなく振り返っていた一年を具体的に検証することができ、感謝や反省の気持ちが深まった気がしています。


今年を振り返って見ると、七味は食い意地が張っているので、数えきれないほどあるかと思いきや、初めて食べたものに限ると七つもないのが現状。
それでも人気ラーメン店が監修したインスタントラーメンや、憧れていたヤガラの刺身、旅先で奮発したカモ鍋など、いくつか思い浮かびます。
五悦は、お稽古ごと絡みが多くなりました。
今年始めた茶道が奥深くて面白いことに加え、通っているカルチャーセンターに展示してある生徒の作品を見ることが楽しみになっているのです。
レザークラフトや彫金、中国結び、水彩画、写真など、新しい作品ができるたびに展示替えされるため、スタート直後の4月から比べると、どんどん上手くなっているのがわかります。
それを見て、来年はこの教室に入ってみようという気になるので、生徒募集の宣伝も兼ねているのでしょう。

 


そこで一番気になっているのが、パッチワーク。
始まったばかりの頃は小さな作品でしたが、壁かけやポーチ、バックと続き、今はクリスマスリースが飾られています。
布の選び方や色の配置でそれぞれに個性があり、どの作品も素敵。
でも、自分は習うつもりはありません。
なぜなら、パッチワークに一番必要と思われる根気がないからです。
自分には無理だと思うからでしょうか、やたらと憧れてしまうんですね。
そのせいか、「カリカリーナピッコラ Piatto」の市松が発売された時は、あ、パッチワークだ!と妙にテンションが上がってしまいました。
しかも渋谷のイベントで、開発担当者に「もったいない精神」から生まれたことを聞き、さらに感心したのでした。
これも五悦の一つです。

解明。猫がこんなに喜ぶのは「強化ダンボールの質」が決め手だったからニャんだ!

 


そして三会は、秋に訪れた京都府美山町「かやぶきの里」にある「ちいさな藍美術館」のオーナーで藍染作家の新道弘之さんとそのお母様、新道雪子さん。


1階がショップと工房、2階には新道さんが集めた世界の藍染コレクションが展示されています。
とりわけ目を引かれたのが、故人であられる新道雪子さんの作品。

 


35歳でご夫君を亡くされ、端切れ布の店を開き、4人の子供を育てたそうで、小豆3粒包める小裂(こぎれ)があれば、家族の衣料を繕うために取っておいたとか。
息子の弘之さんが藍染作家になられた後も、染め残しの端布を集めてパッチワークの作品を創作され、80歳で個展も開催されました。
全国にファンがいらして、ご存命の頃は各地から雪子さんに会うために足を運ばれる方が絶えなかったそうです。
それまで、パッチワークは優雅な趣味だと思っていたのですが、このエピソードを知って、考えが浅かったと思い至りました。
帰りがけに弘之さんに「素敵なお母様でしたね」とお声掛けしたら、「ありがとうございます」と照れたような笑顔がとても素敵でした。

なんだか今年は、「カリカリーナピッコラ Piatto」の市松模様に猫割手、パッチワークなど、「もったいない」は物を無駄にしないだけでなく、「美しさ」を生み出す力も持っていることに気づくことができた、素敵な一年だったニャ〜と感じています。

阿部 真麩美

アベ マフミ

大好きな「猫検索」で、気がつくと徹夜している猫大好きライター

人生の25年間を6頭の猫と暮らし、今は7頭目との出会いを待ちわびています。
老後の趣味を探すため、お習字、水墨画、茶道を始めたものの、どれも落ちこぼれ中。

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