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のりこ先生の”猫と人”

猫に必要な栄養は「ネズミ丸ごと1匹分」。トッピングごはんのすすめ

カリカリーナのKAI工場長もお世話になっている、安房中央動物病院の作佐部紀子(さくさべ のりこ)先生に、猫の健康にまつわるあれこれを教えていただく連載コラム。第七回目は、「猫に必要な栄養と、トッピングごはんのすすめ」です。おすすめの食材やNG食材など、猫の理想のごはんについて紹介します。猫の健康を守るためにも、ぜひ猫のごはんについて知っていただけたら嬉しいです。

 

猫に必要な栄養は、ネズミ丸ごと一匹分
 

猫は完全な肉食獣で、必要な栄養は、基本的に「ネズミ丸ごと1匹分(骨や内臓も含む)」です。「完全な肉食獣」の食事には、お肉だけではなく、骨も内臓も入っています。そのため、手作りをする場合には買ってきたお肉だけでは不十分です。

私のおすすめはタンパク質が多く含まれた良質なキャットフードを選んで、そこに肉や魚などのタンパク質や野菜をトッピングする方法です。

今回は、トッピングごはんの作り方について詳しく解説していきます。

 

トッピングごはんの作り方
 

キャットフードに食材をトッピングする方法は、完全なる手作りごはんに比べて手軽にできる上に、栄養バランスも整いやすいメリットがあります。

キャットフードに食材をトッピングする際は、キャットフード7割、トッピングが3割、そこに、ほどほどの水分を混ぜると考えると良いでしょう。
トッピングの内容は、肉や魚、野菜など。野菜に比べて肉や魚などのタンパク質は多めに入れると◎。

ここで3キロの猫を例にそれぞれの摂取量を見ていきたいと思います。

【猫(体重3kg)】
たんぱく質:30~40g
野菜:5~10g

上記のトッピングにキャットフードと水分を混ぜたら完成です。ドライフードの場合の水分は75~100cc。ウェットタイプのフードなら15~20ccの水分を入れましょう。ドライフードの場合、60℃の野菜やお肉のスープかお湯で、ややふやかすようにして人肌で温かいと感じるくらいで食べてもらうのが良いかと思います。(幼い頃から食べている食感のものしか食べられない事も多いので、フードとトッピングスープを別で与える方が良い事もあるかもしれません。)

 

肉や魚の与え方

肉や魚は動物性タンパク質が豊富に含まれているため、猫の食事に欠かせません。生肉が消化できる子は、生肉がおすすめ。消化酵素が生きているのと、一生懸命嚙んだ時に、口の中の掃除にもなります。おすすめは、ハツ・鶏レバー・砂肝などの内臓肉。普通の鶏肉でも良いですが、内臓肉を入れてあげるとgoodです。お魚の場合、圧力鍋で骨までホロホロにできるようであれば、骨ごと調理すると良いでしょう。

 

野菜の与え方

ビタミンやミネラルを補給するために、野菜も使います。野菜・穀物類は消化しにくいため、ペースト状や細かく刻む必要があります。人間が加熱して食べるものは加熱してからペースト、生で食べられるものはそのままペーストにしてokです。
例えば、キャベツやにんじんは生のまま食べられますが、じゃがいもやかぼちゃ、ブロッコリーなどは加熱して食べますよね。こんな感じで、人間が生で食べないものは猫にも与えない、という基準で加熱するかどうか決めると良いでしょう。

 

与え方の注意点

肉や魚、野菜は、人肌程度に温めた状態で与えるのが良いでしょう。冷たい状態で食べてしまうと猫の胃腸に負担をかけてしまうからです。ただし、新鮮な肉や魚のみ、半生の状態であげてもok。とはいえ猫はもともと冷たいものを好まない傾向にあり、食べ物の温度も「獲物のネズミ」くらいを好みます。人肌程度に温めたごはんのほうが「おいしそう」と香りも感じられるため、基本的には加熱したものをあげることをおすすめします。

 

猫のNG食材
 

猫は人や犬と違った解毒酵素を持つ生き物です。猫に食べさせてはいけない食べ物は下記のとおりです。

  • 玉ねぎ・長ネギ・にら
  • 青魚(※1)
  • さざえ・とこぶし・あわび
  • 生いか・生たこ
  • 生の豚肉・生卵(※2)
  • 牛乳(※3)
  • 骨(※4)
  • 塩分の多いもの

※1:青魚は新鮮なお魚に火を通せば、適度に食べるには良い食材です。食事の全てをそれだけにすると代謝に異常をきたすため、トッピング量に留めましょう。

※2:卵は動物性のタンパク質源としてとても優れていますが、卵白は火を通してから与えて下さい。

※3:牛乳は、乳糖不耐で下痢する猫もいるため少量から試していただくか、ヨーグルトやチーズ(クリームチーズやカッテージチーズ)にするか、ヤギミルクを試すのも良いでしょう。

※4:鳥の骨を生で与えると栄養だけで無く歯磨き効果も期待できます。火が通った鳥の骨は鋭く折れるため、内臓を傷つけるので避けましょう。

 

NG食材にプラスして絶対に気を付けたいのが、観葉植物です。猫には胸焼け対策で猫草を食べさせることがありますが、一般的な観葉植物には、食べると命の危険があるものも。大切なのは猫の手の届かないところに観葉植物を置くことです。

 

猫のごはんを作るときは、NG食材に気を付けつつ、人間のその日のおかずを一部とりわけてペースト状にして与えると、気楽にごはんが作れて良いと思います。例えば人間用の焼き魚の一部を、塩をつけずに分けるなど。栄養バランスを気にしながらも毎日の作業が負担になりすぎないよう、猫のごはん作りに取り組んでみてくださいね。

作佐部 紀子

サクサベ ノリコ

安房中央動物病院 獣医師

日本獣医畜産大学(現 日本獣医生命科学大学)卒業
日本獣医ホメオパシー学会認定獣医師
日本中医獣医薬学院認定中獣医師

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