ライター 阿部真麩美
2月のイベントと言えば、バレンタインデーと猫の日。
今年は2022年でニャンニャンニャンの語呂合わせになるせいか、いつもより猫関連グッズが増えている気がします。
先日も、猫に関わる本を222冊紹介するメールが来ましたし、バレンタインのチョコレートも、パッケージやチョコそのものに猫デザインが施されたものがかなりありました。
毎年、自分用にお高めのチョコを買うのですが、今年購入したのはこれ。
もちろん味も良いのですが、何よりもカンカンが可愛くて即決でした。
中身のチョコも目を引くデザインで、毎日少しずつ楽しんでいます。
日本語では猫はニャアと鳴くので2の数字が当てられますが、英語やフランス語、スペイン語はミャウ、ドイツ語はミアォ、イタリア語はミャーウ、中国語がミャオと、世界では「ミャ」から始まるのが主流のようです。
ということは、日本でもミャアと鳴いていたら、猫の日は3月3日のひな祭りと重なっていたかもしれないんです!
動物の鳴き声が国によって異なるのは、普段使っている言語の発音の特徴が異なるからだと言われています。
例えば「a」の発音なら、日本人は「ア」しかありませんが、英語圏の人にはバリエーションが複数ありますよね。
「口をあまり開けずに喉の奥で小さくァ」とか「オの口でア」とか。
また、発音が異なると聴こえ方も違ってくるそうですよ。
それが日本の犬は「ワンワン」と鳴くのに、英語圏では「バウバウ」になる理由なんですって。
また、以前もコラムに書きましたが、ほとんどの国の人が動物の声を右脳で聞くのに対し、日本人とポリネシア人だけは左脳で聞くということも「ミャ」ではなく「ニャ」に聞こえることに影響しているかもしれません。
もし、猫の日とひな祭りが重なっていたとしたら、昨今の世情と重ね合わせてみると「猫イベント」の方が強そうな気がしませんか。
というのは、2015年頃にペットの飼育数が15歳未満の子供の数を超え、2年後の2017年には猫の飼育数が犬を超え、猫の勢いはとどまるところを知らないからです。
それでなくても5月5日の端午(たんご)の節句に比べて、なんとなく軽く扱われている感がある3月3日の上巳(じょうし)の節句。
猫の日と重なれば、イベント企画の数もスーパーの売り場のスペースも削られてしまいますからね。
昔は女の子だった経験も踏まえると、猫の鳴き声が日本人の耳には「ニャア」と聞こえてくれて、本当に良かったと思うのでした。
さて、今年の猫の日は、カリカリーナから素敵な缶バッジのプレゼントがあります。
お家での猫さんイベントで浮かれて「うっかり買い忘れた!」なんてことのないように、カレンダーにリマインダーを設定しておいてくださいね。
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