ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さま、こんにちは。
カリカリーナのコラム、「ねことおしゃべり」にて記事を書き始めて早3年半。これまでいろいろなテーマで猫に関するコラムをお届けしてきましたが、カリカリーナといえば爪とぎということで、改めて「猫と爪とぎ」にスポットを当てていきたいと思います。
今回お伝えする内容には、
「猫はどうして爪をとぐの?」
「猫が爪をとぐのはいつから?」
「爪とぎしない猫はいるの?」
など、猫の爪とぎに関する知識が含まれていますので、これから猫ちゃんを迎える方は参考にしていただければと思います。
猫が爪とぎする5つの理由
1.自己アピール
飼い主さんにかまってほしいときや、関心を引きたい時に爪とぎをすることがあるそうです。猫が飼い主さんのすぐ近くで爪とぎをしだしたときは「わたしを見てニャーー!」という自己アピールかもしれません。
2.マーキング
肉球にはその猫特有のニオイを出すための臭腺がありますが、猫は爪をとぎながら自分のお気に入りの場所に臭腺のニオイをつけてまわり、自分の存在や縄張りをアピールすることがあります。
3.リラックスやストレス発散のため
猫はストレスを感じたときに「転位行動」のひとつとして爪とぎをすることがあります。転位行動とは、猫がイライラを感じたときに心を落ち着かせようとして起こす行動のこと。猫も何らかのストレスを感じたときは爪とぎをして自分を落ち着かせているのですね。
4.古くなった爪を取り除くため
猫の爪は古くなると1番外側の層がポロっと剥ける構造になっています。猫は爪とぎをすることで古くなった爪の層を取り除き、その下にある新しい爪を出していくのです。
また、猫にとって爪は自分を守ったり獲物を捕らえたりするための大切な武器といえます。猫が自分の爪をとぐ=大事な武器の手入れをしている、という考え方もあるそうです。
5.伸びとセットになっているから
すべての猫がやっているわけではありませんが、猫によっては寝起きに伸び(ストレッチ)をして、そのまま爪とぎをすることもあるそうです。これは「今日も1日元気に過ごすニャーー!」という気持ちの表れなのかもしれません。
カリカリーナmatitaで毎朝伸びをしながら爪をとぐリアンちゃん
猫が爪とぎをするのはいつから?
猫は生後1ヶ月あたりから爪とぎのような仕草をみせることがありますが、これは猫の本能的な行動のひとつで、誰かから教わることなく自然と行うようになります。
しかし、きちんと爪とぎができるようになる時期は猫によって変わってくるのだそう。いろいろ調べてみたところ、生後5ヶ月~12ヶ月頃の間に爪とぎができるようになる子が多いようです。
なかには1歳を過ぎてやっと爪とぎを始める子もいるそうなので、爪とぎを開始する時期に決まりはないことを覚えておいてくださいね。
爪とぎをしない猫もいるの?
爪とぎをしない猫もいるのか?・・・答えはイエス!猫によっては、もともとおっとりした性格だったり、ストレスを感じにくいタイプだったりする場合に、爪とぎをしないことがあるそうです。
爪とぎをしない理由についてはこちらの記事で詳しく解説しています♪
「うちの猫が爪とぎをしない!?」猫が爪とぎをしないその理由を解説!
まとめ
猫はさまざまな理由で爪とぎをすることがわかりましたね。
猫がのびのびと爪とぎをするためにも、次に考えたいのが爪とぎ選び方についてです。
こんなタイプの猫ちゃんには、こんな形の爪とぎがおすすめ!など、その猫に合う爪とぎを選ぶことはとっても重要といえます♪
次回は猫の爪とぎの選び方について紹介しますので、どうぞお楽しみに!
【次の記事】
猫の爪とぎはどうやって選ぶ?カリカリーナの商品をタイプ別に紹介します!
コラム「猫とおしゃべり」