ライター 戸塚稀実子
猫を愛する皆さま、こんにちは♪
皆さまは最近、癒されたなぁと思う出来事はありましたか?
猫ちゃまと暮らしている方なら毎日が癒しの日々よ♪と感じているかもしれませんね。
私は先日、数年ぶりに上野動物園に行き、たくさんの動物たちを見ながら癒されてきました。
上野動物園といえばパンダが有名ですが、いろいろ見ていく中で人だかりができているコーナーがあることに気がつきました。
一眼レフカメラでパシャパシャと写真を撮る人、「かわいい〜!」と声をあげている小さな子どもたち。
なんだか、とっても賑やかなその場所へ私も足を運んでみると…そこにいたのはずんぐりボディとモフモフの毛並みが目を引く、マヌルネコという動物でした。
写真だと大きく見えるかもしれませんが、ぱっと見た感じは普通の猫より一回りほど大きいくらい。一瞬、なんで動物園に猫がいるんだろう?と感じたくらいです。
皆さまは、マヌルネコって知っていましたか??
マヌルネコとは、 世界最古のヤマネコといわれている野生動物で約600万年前から存在しています。
生息している場所は、シベリア南部から中央アジア。標高の高い乾燥した岩場や半砂漠などで暮らしています。
この地域は冬になるとマイナス50℃に達するそうで…。
凍った地面や雪の上で腹ばいになった時に体を冷やさないよう、マヌルネコの体はモフモフの毛で覆われています。
マヌルネコは可愛らしい見た目から想像できないくらい、厳しい環境の中でたくましく生きているのですね。
そんな見た目は可愛いマヌルネコですが、実はとてつもなくどう猛な動物であることもわかっています。
那須どうぶつ王国の飼育員さんが発信している情報によると、マヌルネコは鶏の頭や鹿の肋骨くらいであれば噛み砕くことができるんだそうです。
また、小さな赤ちゃんの頃から大人になるまで、動物園で人工保育していたマヌルネコでも、成長と共に人を威嚇したり手を出してこようとしたりする瞬間もあるそうで…とてもじゃないけれど普通の猫のように触ることはできないんですって。
ずんぐりボディで可愛いマヌルネコですが、見た目以上に恐ろしい野生動物なのですね。
ちなみに、日本でマヌルネコが飼育されているのは、旭山動物園、上野動物園、神戸市立王子動物園、神戸どうぶつ王国、埼玉県こども動物自然公園、那須どうぶつ王国、東山動植物園の7園のみ。
動物園ならどこでも見られるわけではないのです。また、マヌルネコは年々個体数が減っており、準絶滅危惧種にも指定されているんですよ。
私がマヌルネコを見られたのもラッキーだったのかもしれません♪
そんな希少な動物、マヌルネコ。モフモフの毛とずんぐりボディを一目みたら、きっと虜になってしまいますよ。
皆さんも動物園でマヌルネコに会える機会がありましたら、ぜひ近くでその可愛さを満喫してみてくださいね。
>>お客様の声より
マヌルネコのようなモフモフさがかわいい!カリカリーナLuceでくつろぐミヌエットのベルちゃん
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